第8号 2004年9月3日(金)冬の高山から夏の山へ!

とうとうラパスを離れ、勤務地サンタ・クルスへ。とはいえ、すぐには着かないのがボリビア。8月27日(金)午前5時。予約したタクシーが到着せず。タクシー会社に電話をしても、「あと30秒で着くよ」と言われ、そんなわけないだろうなあと思って待つこと15分。空港まで見送ってくれる仲間に感謝・感激しつつ、ようやく搭乗。機内では、ラパスとの別れ、友との別れに涙。隣の席のイタリア人とのちょっとした会話に少しずつ元気回復。窓から見える景色は、日本なら雲ばかりなのに、ここでは山、山、山。6000メートルを超える山が14座もあるのだから、富士山級の山は一体どれだけあるんだろう。ラパス国際空港から1時間。サンタクルス空港へ到着。

車で渡った小川

サンタクルス市はボリビア共和国第2の都市。低地(500m)なので、「空気が食べられる」という噂通り、なんとなく呼吸が楽。これからはどんなに走っても大丈夫と変に強気になる。サンタクルスの空港から車で1時間たったころ、道路封鎖と初めて遭遇。国道(?)を大木で車が通れないようにしている。

先輩隊員の「鶏プロジェクト」の
ひよこたち

訴えは、「近くで女の子とおばあさんが事故にあったけれど、市役所が何もしてくれなかったから」、だとか。いろいろなレベルの訴えがあるそうですが、道路封鎖は3時間程度続いたそうです。私たちは、車で小川をわたり、なんとか別ルートで脱出。その後は前日の眠気が襲い、爆睡。結構なくねくね道だったそうだが、よくわからぬまま5時間後に到着。勤務先である学校は放課後だったので、近くの先輩隊員がいるコマラパという町へ。帰国を数ヶ月後に控えた隊員の活動を見せていただいた。絵に描いたような素敵な活動。それまでの努力は計り知れないが、自分の活動に夢と希望を感じた1日だった。

←ノミに噛まれた足
(全身に広がるのは
時間の問題とか)
初めての田園生活@〜ノミ事情〜
あまり役立たない
殺虫剤(イラストが
宿敵ノミ)→

  これまでちょっと都会(?)に暮らしてきた私が1番恐れていたことは、「ノミ」。決して「飲み」で はありません。あの小さな小さな生物ノミです。ここに来るまでは、ノミなんて見たことも聞いたこともほとんどありませんでした。先輩隊員の1番の悩みがノミだったと聞いたので、結構恐れを感じ始めていました。任地到着日・2日目は何も起こらず。3日目、1箇所刺された痕(あと)を発見。そして、現在は10箇所程度。いたってかわいい(?)ものですが、1ヶ月以内にひどいことになり眠れなくなるとか。ああ、恐ろしい、恐ろしい。

  ノミを見たことありますか? 3ミリ程度の黒い虫で、蚊のように血を吸います。『広辞苑』によると、「後脚が発達して」いてピョーンと飛びはねます。一世代は1ヶ月内外。哺乳類の皮毛の間に寄生し皮膚から吸血します。ボリビア人はあんまり苦しめられてはいないようですが、私たち外国人の血は美味しいのか、前の部屋に暮らしているピースコー(平和部隊)のアメリカ人はノミに対してかなり滅入っています。 

ところで、ノミはどこからやって来るのでしょうか? ウロウロしてい野良犬の毛の中で暮らしていて、そこからビョーンと飛んで来て私たちの衣服等に付着し、気づかぬうちに部屋に持ち込まれます。そして、寝ている間に悪さをします。日本のようにここの犬のほとんどは飼われているわけではなく、たとえ飼い犬でもシャンプーなんてされていません。そのため、かなり汚れていて衛生的には×。私たちは狂犬病接種もし、そういう面で犬には注意するようにと言われてきたのですが、それよりもノミを飛ばされることが今は恐ろしい。しかし、お昼ご飯を食べる家にはかなり危険な犬が2匹暮らしていて、あきらめてもいます。少し上級者になると、ノミを発見したら指で殺せるようです。指でつぶすと卵が出て来るので、水につける方が良いという意見もあります。ノミは水に弱いので、帰宅後すぐにシャワーを浴びるという手もあるそうですが、簡単にシャワーを浴びられる環境にもなく…。家でノミを発見し、ビョーンと飛んでいってしまったときは、真っ青。死骸を発見したときも真っ青でした。本当に手足がついていて、殺虫剤のイラストどおりのノミでした。噛まれた痕はほとんど消えないし、また、痒みもなかなかひきません。手ごわい手ごわい。でも、恐れるものは、実はノミばかりではないんです・・・。

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