第2号2004年7月23日(金)頭痛い・・・これが高山病!

寒い毎日が続きますが、みなさんご機嫌いかがですか? 日本から最も遠いと言われている南米・ボリビアへ来て数日が過ぎました。高山病にかからなくてラッキーと思っていたのも束の間、3日目の夜中から頭がガンガン。高山病の症状がすぐに現れる人もいれば、数日後から現れる人もいるとか。また、高地の暮らしに一度慣れても、高山を下りまた高山へ戻ると再び高山病にかかるとか。なかなかやっかいものです。

ボリビアってどこにあるの?

ボリビアは、南米大陸のほぼ中央、アンデス山脈に沿った国です(右図…地図帳をご覧くださいね)。地球儀で見ると日本の間反対に位置し、南米の中央に位置するので、ボリビアは南米のcorazon(心)だと言われています。日本には、ボリビアはおろか南米のニュースもほとんど届きません。ボリビアは、海がないのに海軍がある国だということでちょっと有名!?(日本のクイズに紹介されているのを見たことがあります)です。また、昔々、英国の無敵艦隊もボリビアには通じず、怒った英国女王は、自国の地図からボリビアを消してしまったそうです。何より有名なのは、やはり、チェ・ゲバラが暗殺された場所だということでしょうか。

日本の約3倍の110万の土地に、7%程度(約830万人)の人々が暮らしています。国土の3分の1をアンデス山脈が占め、6000m級の高峰が14座もある「高原の国」。主要都市の半分近くが2000〜4000mに位置しています。人口比率は、インディヘナ(先住民)が55%、メスティソ(先住民とスペイン人の混血)が32%、残りはヨーロッパ系など。ボリビアは南米の中でも特に先住民の人口が多い国といわれ、「チョリータ」と呼ばれる民族衣装に身を包んだ人々の姿を多く見かけます(写真参照…特徴は三つ編みの髪を山高帽から垂らし、民族衣装を着ている)。どこか懐かしい感じのする顔つきです。

ちなみに首都ラパスは、世界1高所にある首都。国際会議をすると、多くの人が体調を崩すため大変なことになる(ボリビアに有利になる!?)そうですし、柔道隊員によると、柔道の国際大会があると、他地域の選手は酸素不足のため1分以内にラパスの選手に倒されてしまうそうです。

国民投票(右下の写真は投票用紙・・・TVより)

ガスを輸出するかどうかについて、国民が直接意思表示する投票が7月18日(日)に行われました。投票は、18歳以上の全ての国民の義務で、5つの質問(例えば、天然ガスの輸出について賛成か? YES/NOといった質問)に答えるものでした。天然ガスについては根深い問題があります。天然ガスは、もともとは先住民が住んでいた場所にありました。それを外国に売ればもうけるかもしれないけれど、利益を得るのは1部の上層部のみ。だから、先住民は猛反対しています。でも、天然ガスを売ることは、この国が富むかもしれない可能性の1つなのです。事前予想では、現政権が期待するYESが得られる見込み。貧しい先住民が暮らすエルアルト市の農民・労働者組合が反対していて、投票日当日に投票箱を燃やすなどの妨害運動を公言していました。

選挙前後3日半にわたって、あらゆる店舗でのアルコール飲料の販売禁止、個人で飲むのも禁止。投票日は、あらゆるイベント禁止、車両の使用禁止、交通機関の利用が禁止されていました。私たちは、外出をしてはならぬ、必ず身分証を携帯するよう厳重に注意されていました。

投票日前後数日間は、大統領の演説はもちろん、夏メロ特集と組んだ国民投票の番組を放送したりと、大々的にテレビ報道が行われました。結果の決まっている(誘導的な)選挙ではありましたが、道路封鎖等も起こらず、選挙は無事に終わりを告げました。投票用紙には、「これは陰謀だ!」と書かれてあったり、かなり多くの白票についてテレビで報道されました。投票結果は、予想通りにガスの輸出が決定しましたが、貧富の格差の大きいこのボリビアが少しでも豊かになるのかどうか、まだ誰にもわかりません。

 

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