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| 第14号 2004年10月15日(金) |
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もうすぐ学期末。ボリビアの学校は2月に始まり11月に終わります。最近は遠足ラッシュ。今では変わりつつありますが、私たちが小学生のときは春と秋の2回遠足に行っていました。ここサンイシドロの遠足は、学年末に1回。各クラスが行きたい場所を決定し、好きな日程で行きます。色々なクラスの先生や生徒が一緒に行こうと誘ってくれ、おかげで色々な場所を訪れることができました。日本の遠足と違って、遠足も体力が問われます。結構歩きます。国際交流はいつも体力勝負!
「世界遺産サマイパタ」への遠足
今週は8年生と遠足に行ってきました。小学校最後の学年なので、遠出も許され、サマイパタに決定。乾燥地帯であるサンイシドロとは比較にならないほど緑が多く、気候の穏やかな小さな町。世界遺産に登録されている場所です。今のところお勧め度No.1の場所で、是非、訪れて欲しいと思います。
サマイパタは、サンイシドロからサンタクルス(ボリビア第2の都市)へ向けてバスで3時間。ボリビアの中央に位置します。ちなみに、日本人2家族が暮らされています。有機農法で野菜を作られていて、とても有名な方々。サンタクルスにある「スーパーオキナワ(日本食材のスーパー)」に出荷されており、本当に美味しいです。サンイシドロからサマイパタまでのバス代は10Bs(150円)。バスと言っても、日本のバスのように座席はなく、トラックの荷台に子どもたちは乗り込みます。驚いたことは、女の子の出席率はかなり低く、たったの数名しか来ていません。不思議に思って尋ねたところ、ほとんどが保護者からの承認がおりず欠席だとか。保護者は、女の子が遠出するのを嫌うそうです。
ここの遠足で、生徒が必ずすることがあります。それは水浴び。私たちの暮らす村は、水が少なく、水道のない家や、シャワーのない家も多いため、生徒は大喜びで、川に飛び込みます。何も言われなくても、必ず水着と着替えの用意。そんなことを私は知っているはずもなく、「なんで持って来てないの?」と言われる始末。いつも新たな発見があります。
初めての田園生活D〜お父さんの誕生日〜
ボリビアは、南米1貧しい国だと言われています。学校の子どもたちの中にも、両親と一緒に暮らしていない子どもがたくさんいます。両親はどこにいるかというと、コマラパ(サンイシドロのあるカバジェロ郡の中で1番大きい市)だったり、サンタクルス(ボリビア第2の都市)だったり、アメリカ合衆国、スペイン、イタリア、日本だったり。出稼ぎに行っているのです。私の同僚に、日本に3年間暮らしていた方がいます。三重県の工場で働いていたそうです。日本を選んだのは、「1番稼ぎが良い」からだそうです。物価の差は顕著です。
ところで、私のお世話になっている家族は電話屋さんを営んでいます。ある日、そのお店の娘たちが「今から大切な電話をするから」と店を閉めました。誰に電話するんだろうと思いきや、スペインに出稼ぎに行っているお父さんへ。お父さんの誕生日だったのです。子どもたちは、お父さんの好きな歌をCDで流し、涙、涙。いつになったらお父さんが帰国するのか(できるのか)当てもなく、こんな大切な思春期に寂しさを隠して生きている子どもたちに胸が痛みます。お父さんは、今、ワイン用のぶどうを摘んでいるそうです。日本でも「出稼ぎ」はありますが、身近に感じたことがなく、出稼ぎに行かなくてはならないという状況を重く受け止めました。日本にも出稼ぎ外国人がたくさんいます。その中には違法労働者もたくさんいます。私の同僚は、妻や3歳の娘をボリビアに残して、どんな思いで日本で働いていたんだろうかと考えます。そして、来年、近所の別の子どものお父さんが外国へ出稼ぎに旅立ちます。