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皆がもっと参加する地域に
また、大学へ行っている人はいるけど、私は、『どうして?何の為に?』と思います。 地域が教育を必要としているとかではなく、どういう人材を地域が必要としているのか。という大きな目標を掲げる必要があると思います。自分達の地域に人材をひきとめるような目標を。そして、地域のためにもっと多くの人に活躍してほしいと思います。 例えば、日ボ協会がこういう問題を抱えているということをもっと広く皆に話していく事が必要だと感じます。青年や婦人が参加するのはスポーツ大会などに限られています。会議は大人だけで集まり、青年は青年で集まっています。 色々な年齢の人が集まって意見を交換する場所がないのです。どういうことが問題なのかを皆で話し合う機会や場所が必要だと思うのです。 例えば、今まではJICAからのボランティアとの交流会もなかった。日本など、発展している国から来た人の情報は、違いますよね。違う感覚や、視点をもっていると思います。交流会、セミナーを企画して話し合う機会を作っていけばもっと近くで情報も得られますし、いろんなアイディアが生まれてくると思うのです。これはすごく大事なことだと思います。」 ―― 卒業論文はどのような内容ですか? 「卒業論文では、“オキナワ移住地の地域発展の為の戦略分析*”をテーマに研究しました。 サンタクルスの経済に関わっているということで農業の点。そして、教育や、高齢化についても取り上げました。 地域のイニシアティブを中心に解決方法を探すというのが卒論のアイディアでした。地域がどこで、どの様に活動を行っていかないといけないか。そしてどういう事業があるのかというのを研究しました。 移住地の方々の収入は、農業にかたよっています。しかし経済的には、農業だけですと非常に不安定です。他の国の影響で値段が落ちたり、また作物が実らなかったりすることもあります。事業が農業だけでなく、多様であれば、農業が成功しなかったら他の事業でささえられます。 では『(他の事業は何?)どの様に(行うか)?』となるとやはり教育が必要です。『教育を中心に、自分達がどういう地域が欲しいのか。』そして『教育にむけて社会をどういうふうにしますか。』というと、やはり青年や婦人会の方々がもっと参加する地域にしていかなければ本当にもう解決方法がないのです。『こういうこともしたい。』『だったら誰がやるのですか。』となったら地域です。 私のこのアイディアはヨーロッパの事例が、もとになっています。その地域から皆が出て行く中、地域で事業を起こして、アピールして人材を引き寄せることで活性化し、過疎化問題が解決した。というものです。」 ――研修ではどのような事を学びたいと思っていますか? 「大学の課程には、地域政策というのは入っていませんでした。経営や経済の観点からの分析です。ですから、研修では専門的な地域政策を学び、その上で卒業論文のテーマを、もう一度見直したいと思います。地域の良さ、悪さといった地域の特性も含めて、地域づくりがどの様に行われてきているのかを研究し、その問題の解決方法を分析したいと考えています。そして、ここで学んだことをオキナワ移住地で活かしたいと思っています。」 ――最後に、日本で勉強以外にやりたいことなどありますか? 「チャンスがあれば参加する事は好きなのでします。大学が地域に向けたことを行っているそうです。ですから色々あると思うので参加していきたいですね。」 ハキハキと芯のしっかりした話し振りに余裕を感じたが、一週間後の日本への出発。「でも緊張しますよ、せまってきたから緊張しますよー。」と笑顔で話した。
*原題は、“ANALISIS ESTRATEGICO PARA EL DESARROLLO RURAL DE LAS COLONIAS OKINAWA UNO, DOS TRES” (2005.3.23 / MK) |
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