2003年 71
未来をになう子どもたち

 

                                             


                        発行者 堤 千代子

 

 子ども()たちの歌声(うたごえ)聞きながら()一人(ひとり)一人(ひとり)(かお)見ながら()幸せ(しあわ)人生(じんせい)歩んで(あゆ)ほしいと思いました(おも)。「子ども()宝物(たからもの)」。(だれ)でもそういうけれど、本当(ほんとう)幸せ(しあわ)真剣(しんけん)考えて(かんが)実践(じっせん)することはもっと厳しい(きび)ことです。

 コロニア(ころにあ)オキナワ(おきなわ)子ども()たち。彼ら(かれ)将来(しょうらい)真剣(しんけん)考える(かんが)のはこの社会(しゃかい)大人(おとな)たちの責任(せきにん)です。子ども()たちにどんなふうに育って(そだ)いってほしいのか、どんなふうに移住地(いじゅうち)のこの社会(しゃかい)をひきついてほしいのか。

 

 先日(せんじつ)サンファン(さんふぁん)学園(がくえん)先生(せんせい)のご尽力(じんりょく)で、移住地(いじゅうち)子ども()たちの意識(いしき)調査(ちょうさ)をしました。その結果(けっか)にはちょっと考えさせられました(かんが)

 日本語(にほんご)学習(がくしゅう)については、『日系人(にっけいじん)として大切(たいせつ)だから』以外(いがい)に、『学校(がっこう)科目(かもく)だから』『(おや)(すす)めるから』という理由(りゆう)大きな(おお)位置(いち)をしめています。で、将来(しょうらい)日本(にほん)語学習(ごがくしゅう)については『機会(きかい)があれば学習(がくしゅう)したい』という消極的(しょうきょくてき)希望(きぼう)一番(いちばん)多く(おお)半数(はんすう)以上(いじょう)子ども()がそう答えて(こた)います。なのに、将来(しょうらい)は『日本語(にほんご)をいかした職業(しょくぎょう)につきたい。』と90%以上(いじょう)子ども()たちが答えて(こた)います。第一日(だいいちにち)ボ校(ぼこう)はなんと98%です。ところが、その内容(ないよう)といえば、『わからない』という生徒(せいと)3分(3ぶん)(いち)。『その()不確実(ふかくじつ))』と答えた(こた)ものとあわせると半数(はんすう)超えて()います。職業(しょくぎょう)内容(ないよう)についてはあまり実感(じっかん)がなく、なんとなく「日本語(にほんご)をいかせれば・・」と考え(かんが)ているようです。(なに)よりショック(しょっく)なことは、『お父さん(おとう)のあとを継ぐ()』という答え(こた)オキナワ(おきなわ)全体(ぜんたい)3人(3にん)しかいないことです。「日本(にほん)行って()働きたい(はたら)。」という答え(こた)ヌエバ工校(ぬえばこうこう)6人(6にん)第一日(だいいちにち)ボ校(ぼこう)では0でした。

 この結果(けっか)から浮かび上がって()くる『オキナワ(おきなわ)子ども像(こどもぞう)』を、考えて(かんが)みました。「日系人(にっけいじん)として大切(たいせつ)だし、(おや)薦める(すす)から日本語(にほんご)学習(がくしゅう)している、でも、中学校(ちゅうがっこう)卒業(そつぎょう)したら勉強(べんきょう)しないかもしれない。将来(しょうらい)ボリビア(ぼりびあ)日本語(にほんご)生かして()働きたい(はたら)。でも、それは(なに)なのかよくわからない。」といったところでしょうか。いろいろな(めん)非常(ひじょう)消極的(しょうきょくてき)で、自分(じぶん)意思(いし)をしっかり持って()いない()がするのですが・・・・・。

 来年(らいねん)入植(にゅうしょく)50周年(50しゅうねん)未来(みらい)オキナワ(おきなわ)は? オキナワ(おきなわ)子ども()たちは?

 

 アフガニスタン(あふがにすたん)カルザイ(かるざい)議長(ぎちょう)言いました()。「(くに)復興(ふっこう)には教育(きょういく)一番(いちばん)大切(たいせつ)(ひと)育って(そだ)いなければ、その社会(しゃかい)決して(けっ)よくならない。(ひと)育てる(そだ)のには長い(なが)時間(じかん)がかかる。一刻(いっこく)早く(はや)始めなければ(はじ)・・・・。」

 

 盛大(せいだい)送別会(そうべつかい)、ありがとうございました。みなさんのご厚情(ごこうじょう)感謝(かんしゃ)しています。

 


オキナワ日ボ協会のページへ戻る
トップページへもどる