オキナワ、未来をになう子どもたち
日系シニアボランティア 堤千代子
アフガニスタンはタリバンを滅ぼすという名目でアメリカの攻撃を受け、市街地は荒れ果てました。その新リーダーに選ばれたカルザイ議長が、その最初のインタビューで言いました。「一番大切なのは教育です。人材、頭脳を育てるには長い時間がかかります。アフガニスタンの復興のためにはなにより教育に力を入れなければ・・・。」
どれだけお金をもうけても、どれだけ広い土地を手に入れても、それを維持発展させ、よりよく育んでいく人間が育っていなければ、その社会はいずれ滅びていく運命です。カルザイ氏のことばにそれをかみしめました。
来年50周年を迎えるオキナワ。先輩たちが文字通り「血と汗」で築き上げた農牧の村。広い畑と牧場。ここまでの苦労には想像を越えるものがあります。さぁ、維持発展の時代に入ります。子どもたちはこの村をどんなふうに見つめ、どんなふうに発展させていってくれるのでしょうか。子どもたちのなかにオキナワの未来像ができているでしょうか。これを育てるのは大人の責任です。
かつて生まれて、いつのまにか消えていった移住地、どんどん人が村を離れてしまい、農牧地は再びジャングルに戻った移住の地があると聞きます。
学校、家庭、日ボ協会、CAICO、それぞれがそれぞれの立場で、そして協力し合って、子どもたちに理想のオキナワ未来図を見せてあげてください。
2年間、わかったことはボリビアの国の政治、経済にまだまだ明るさが見えてこないこと、子どもたちの学力、学習意欲は決して楽観できないこと。狭い社会で生きている子どもたち、情報量も少なく、広い視野はもたせにくいこと。これらのことはどちらも一朝一夕に好転するとは思えません。大人たちの強いリーダーシップと計画的な指導が必要です。ボリビアで、そして日系社会で求められてている人間像を語り合ってください。サンタクルス州元知事の「われわれがほしいのは日本人であって、日本人の顔をしたボリビア人ではない。」ということばに、日系人、日本人の活躍をボリビアの人たちも期待してくれていることを感じています。日本人の本来の優れた特質をもった青年たちが、近い将来、きっとボリビアのために活躍してくれることを願い、また信じています。
私は日本が好きです。日本人が大好きです。戦後みんなの大きな努力で、先進国の仲間入りをしたけれど、今ちょっと行き詰まっています。病んでいる部分があります。そして、日本人自身もそれに気づき始めたところです。私に何ができるのか。「一人の人間は小さいけれど、力をあわせればきっと社会は変えられる。」そう信じて、また次の自分の生きる場所を探そうと思っています。
いろいろなご親切に感謝します。ありがとうございました。