コロニア・オキナワ                                                  2002年 4月

未来をになう子どもたち

 

 



             
 
               発行者 堤 千代子



         

           

Por que?

 

 

 

 

 



 「自分(じぶん)のためなんだから、しっかり勉強(べんきょう)しなさい。」 

子ども()たちにこんなこと言って()いませんか。「おまえのことを思って(おも)言って()いるんだから。」「勉強(べんきょう)しておかないと(きみ)(そん)をするんだよ。」なんてね。

確か(たし)にその通り(とお)なんだけれど、これってほんとうに説得力(せっとくりょく)があると思います(おも)か。 (ひと)は、目的(もくてき)がはっきりしていて初めて(はじ)努力(どりょく)(せい)がでるというもの。好き()なことなら(だれ)にいわれなくとも、それ自体(じたい)楽しい(たの)のだからいくらでもやるけれど、好き()でもないことに一生懸命(いっしょうけんめい)取り組む(とりくむ)には、目標(もくひょう)目的(もくてき)理由(りゆう)というものがいるでしょう。

多く(おお)子ども()たちはそんな(ふう)にいわれて、勉強(べんきょう)(なん)となく大切(たいせつ)なのはわかる、でも、「本当(ほんとう)必要(ひつよう)なの?算数(さんすう)お買い物(おかいもの)役に立つ(やくにた)し、国語(こくご)手紙(てがみ)書いたり()新聞(しんぶん)読めない()困る(こまる)からなぁ。でも、理科(りか)社会(しゃかい)音楽(おんがく)なんて(なに)役に立つ(やくにた)のかなぁ。英語(えいご)なんて、アメリカ(あめりか)行く()ことがなければ必要(ひつよう)ないんじゃないの。」って思って(おも)いるのです。

 「しまった。勉強(べんきょう)しておけばよかった。」「大学(だいがく)高校(こうこう)行って()おけばよかった。」って思った(おも)ことが一度(いちど)ない人(  ひと)は、順調(じゅんちょう)人生(じんせい)歩んで(あゆ)きた(ひと)か、成り行き(なりゆ)のままに生きて()きたかどちらかでしょう。「英語(えいご)さえもう少し(すこ)がんばっておけば、あのときもっといい人生(じんせい)もあったんだ。」「やっぱり、大学(だいがく)行って()おけばよかった。」という悔しさ(くや)感じた(かん)ことのある(ひと)は、(わたし)周辺(しゅうへん)でもずいぶんいるのです。そういう「しまった。」「くやしい。」を子ども()たちに語って(かた)いますか。押しつける()のではありません。子ども()たちにはそういった具体的(ぐたいてき)な「学習(がくしゅう)」「学歴(がくれき)」の必要性(ひつようせい)がなかなか理解(りかい)できないものです。自分(じぶん)のこと、友人(ゆうじん)(れい)など具体的(ぐたいてき)話題(わだい)で、社会(しゃかい)生きて()いくこと、職業(しょくぎょう)勉強(べんきょう)との関係(かんけい)子ども()たちに教えたい(おし)ものです。子ども(こども)押しつける()のではなく、(とき)にふれ話題(わだい)にしたいものです。

 人生(じんせい)必ず(かなら)しも(ゆめ)希望(きぼう)通り(どお)にはならないものだし、(なに)かのきっかけがその(ひと)人生(じんせい)決める()こともある。でも、いろいろな分野(ぶんや)努力(どりょく)をしておくことで、チャンス(ちゃんす)可能性(かのうせい)無限大(むげんだい)に広がります。実際(じっさい)には、日系人(にっけいじん)ボリビア(ぼりびあ)社会(しゃかい)への進出(しんしゅつ)はなかなか難しい(むずか)。だからこそ、一生懸命(いっしょうけんめい)学習(がくしゅう)して強く(つよく)たくましく切り開いて(きりひら)いってほしい。かつてジャングルを切り開いて(きりひら)ここまで開発(かいはつ)をした先輩(せんぱい)たちのたくましさを子ども()たちの(なか)にも育てたい(そだ)安定(あんてい)した幸せ(しあわ)生活(せいかつ)のためには、(かたち)違う(ちが)けれどまだまだ開発(かいはつ)必要(ひつよう)がある。この現実(げんじつ)厳しさ(きび)私たち(わたし)大人(おとな)認識(にんしき)して、子ども()たちに生きる()知恵(ちえ)と、(ゆめ)希望(きぼう)語りましょう(かた)。そのための勉強(べんきょう)大切さ(たいせつ)語りましょう(かた)。そして、お父さん(おとう)お母さん(おかあ)も、(ほん)読んだり()ニュースをみたりすると、子ども()たちへの説得力(せっとくりょく)はもっと大きく(おお)なるのです。

新学期(しんがっき)始まって(はじ)2か月(にかげつ)。そろそろ疲れ(つか)もでる(ごろ)です。子ども()たちの生活(せいかつ)リズム(りずむ)大丈夫(だいじょうぶ)でしょうか。(とく)小さな(ちい)子ども()たちにとって、早い(はや)うちに生活(せいかつ)パターン(ぱたーん)作る(つく)ことは、健康(けんこう)のためにも学習(がくしゅう)効果(こうか)のためにも大切(たいせつ)です。早寝早(はやねはや)起き(おき)(あさ)ご飯(ごはん)家庭(かてい)学習(がくしゅう)時間(じかん)テレビ(てれび)時間(じかん)制限(せいげん)お手伝い(おてつだ)など、我が家(わがや)ルール(るーる)決めて()家庭(かてい)生活(せいかつ)のパターンを()どもたちと一緒(いっしょ)話し合って(はなしあ)はいかが?



オキナワ日ボ協会のページへ戻る
トップページへもどる