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子どもってほんとうは実に単純なのです。周囲の大人の生き方、考え方がそのままに伝わって育っていきます。農牧の楽しさを子どもたちにも伝えてください。理想の農牧を語ってください。オキナワの未来を子どもたちと語り合ってください。
そして何度も言いつくされたことですが、子どもたちは『家庭』『学校』『地域社会』の三つの協力の中で育つのです。
コロニア・オキナワがこれからどう発展していくのか、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、たくさんの地域の人たちが、ここまで血と涙と汗とで築いてきた『オキナワ』の村のより大きな発展が子どもたちの幸せにつながると信じています。どれだけ個人ががんばってお金持ち、土地持ちになっても、オキナワ村全体が寂れていけば、子どもたちはそこに住みたいとは思いません。少しのお金持ちとおおぜいの貧しい人たちの村はいい村とはいえません。人々の不満がいっぱいです。村の人たちみんなが豊かになってこそ素敵な村になるはずです。子どもたちが暮らしたい村になるはずです。また、個人がどれだけお金や土地をたくさん持っていても、それをより発展させるりっぱな後継者が育っていなければ、いずれはなくなってしまうでしょう。村は個人では支えきれません。また、身内だけを大切にして外からの人たちを心から受け入れない社会はいずれは小さくなっていく運命です。私個人はここでの「ナイチャー」「ウチナンチュー」という区別はあまり好きにはなれません。いろいろな人たちが自由に交流する社会が本当の発展を遂げるはずです。
まずは、大人たちが仲良く一致団結することです。だれかの犠牲や涙の上での幸せは本当の幸せではありません。小さな村です。お互いが本当に親戚のように助けあって『お隣の幸せは私の幸せ』と思える村づくりができればいいなぁと考えています。地球の裏側、ボリビアでの日系社会、本当にすてきですが、努力しないとけっこうもろいものです。崩れやすいものです。大人どうしが心から信頼しあった社会だからこそ子どもたちも安心して暮らせるはずです。同じ目的を持って大きく育つはずです。
オキナワがすてきな、みんなの自慢できる、あこがれる村になってボリビアや日本から、世界からどんどん人が入ってくるようになることを願ってやみません。オキナワという名前が、オキナワ出身以外の人にとっても自慢できる名前になることを願っています。
学校はそのお手伝いができます。第一日ボ学校も、ヌエバ・エスペランサ学校も、すてきな日本語部の先生たちがいっぱいです。意欲に燃えた先生たちです。自慢できる先生たちです。日本人の本当のよさを、地球の裏側でみんなで育ててください。本国日本よりすてきな日本人の社会が、ここで生まれ発展することを心より祈っています。南米ボリビアでの日本人の活躍を心から期待しています。
