JICA日系研修 帰国報告


平成19年度JICA日系研修
短期(集団)
老人介護人材養成コース
2007年10月1日〜12月13日
受け入れ機関 社団法人沖縄県看護協会

JICA日系研修 集団 第3回老人介護人材養成コースに参加して
オキナワ第二移住地 佐渡山 佐代子

 2007年日系研修第3回老人介護人材養成コースに参加させていただきました。
初めての沖縄への旅、初めての研修は、主婦である私に務まるかと不安もありましたが、研修仲間の助けもあり、無事終了することができました。それにしても、沖縄の海は底が見通せるほど澄みきっていて、それが空の青さとマッチしてなんとも美しいものでした。
10月5日、開校式、オリエンテーションが行われ、研修が始まりました。研修の前半は、講師の先生方による在宅介護の基礎知識や長寿県である沖縄県の現状と課題など次々と色々な講義がありました。それを聴いて私は、研修の実感と重みを感じました。また内容が難しそうで理解できるかと、とても心配でしたが、講師の方々がわかりやすく説明してくださるので、安心することができました。また医療に関する難しいことはサンフアンから参加していた看護師の高松さんに教えていただき、とても助かりました。
研修の最初は講義中心の研修でしたが、いよいよ見学実習に入り、病院や色々な施設に案内されました。どこの施設でも介護に携わっているスタッフの皆さんが、利用者さんに対して親身にお世話している姿がとても印象に残りました。その接しぶりには頭の下がる思いがしました。「介護は技ではなく、心でするものだ」と聞いたことがありますが、スタッフの皆さんのなさっていることを見て、本当にその通りだと思いました。
また特に、認知症の方に対する対応も大変なことだと知りました。現在でも日本の沖縄では認知症に罹った家族がいることを、公にしたがらない傾向があるそうですが、専門家の講義によりますと、認知症は脳の病気で本人はとても不安だそうです。その不安を取り除いてあげられるのは、家族や周りにいる人々なんだそうです。認知症の人を受け入れ、理解し、皆でフォローしてあげられたら幸いだと思います。何時か自分もこの病気に罹るのではないかと不安もありますが、地域全体で理解し、支えあえるような地域になっていれば安心できます。
それから、各地域のデイサービスにも参加させていただきました。とても歓迎してくださり楽しむ事ができました。デイサービスはどこでも音楽療法を熱心に取り組んでいるようで、にぎやかな三味線の音色に心が和み、そのリズムで介護予防体操や、リハビリ体操などを生き生きと熱心に行っていました。私も研修終了後は頑張らなければと励まされました。
今後コロニアでも高齢化が進み家族だけでは対応しきれない色々な問題が出てくると思います。これから私もこの研修を受けた先輩や仲間といっしょに、研修でいただいた、ビデオや音楽を使って健康づくりの手助けをしていくなど、研修で得た知識を移住地のために役立てたいと思いますので、皆さんの御協力をお願いいたします。いつか日系社会でも高齢者が安心して老後を過ごせるホームができればとせつに思います。
最期にこの研修の機会を与えてくださったJICAの皆さん、講師の皆様、看護協会の皆さん、そして各関係者の方々に深く感謝申し上げます。実り多き、貴重な体験をさせていただきとても有意義な楽しい研修でした。
本当に有難うございました。

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