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<研修報告>
介護サービス研修に参加して
2006年4月29日
オキナワ診療所所属:比嘉 アンヘラ シズエ
2005年9月から11月までの三ヶ月間、JICA日系介護サービスぼ研修に参加しました。
ブラジルから二人と私の三人で研修を受けました。
すばらしいながめのJICA横浜移住センターに宿泊し、本厚木YMCAの福祉専門学校まで電車を3回乗り継ぎ一時間半もかかって講義と実習に通いました。
養護老人ホーム、老人福祉センター、地域ケアプラザ、障害者施設、グループホーム、デイサービスセンターなど11もの施設を見学し、その中の5ヶ所の施設で実習しました。
日本に着いた翌日からオリエンテーションと日程がくまれていて疲れと時差ボケで大変でした。
YMCA専門学校は外国からの研修生は初めての受け入れなので日本語能力がどの程度なのか見当がつかずとまどったようです。幸い参加した3人とも日本語の読み書きができたので、研修はスムーズに進みました。
日本の福祉、介護サービスやデイサービスなど短期間でいろいろなことに触れることができました。
高齢化社会になってきたオキナワ移住地でも真剣に福祉問題を取り組んでいかなければいけないのではと思いました。福祉については日ボ協会が主体となって考えていくべきことだと思い訪問した施設などで資料をいただいてきました。
介護技術も講義を受け実習をやりました。
デイサービスは二通りあります。予防型デイサービスと介護型デイサービスです。予防型デイサービスでは元気な方々が参加し、好きな科目を選んで曜日を決めて集まって楽しんでいました。例えば手仕事、手芸、紙粘土、カラオケ、マージャン、七宝焼き、太極拳、転倒予防体操、脳活性化体操などといろいろでした。
デイサービスの狙いは、引きこもり防止と外出の機会を増やして元気を取り戻すことです。
友達が増え楽しいひと時を過ごすことによって、ストレス解消になります。
心にゆとりができ、ご主人や家族に優しくなったという方もいました。
心が元気になると体も引きずられて元気になります。
介護型デイサービスは地域ケアプラザやデイサービスセンターなどで、認知症の方やいろいろな障害を持った方が利用します。そのような方々は入浴が一番楽しみだと言っていました。
リフト付きのお風呂もあります。フットケアもしてもらえます。
ゲーム、ぬりえやカラオケなどその日のプログラムにそって一日をすごす。
家族だけで高齢者の面倒を見るのは、疲れとストレスがたまり共倒れになります。そのようなことを防ぐため、デイサービスを利用するのです。介護保険も適応するので個人負担は少ないです。
デイサービスセンターでは、利用者が喜ぶ事、それぞれの人格を尊重するいこいの家となるよう配慮しています。多くのデイサービスセンターや老人ホーム等を訪問し、そこで教えていただいたことは星の数ほどあります。技術だけではなくサービスを提供することの、根本的な知識を教えていただきました。生き生きと生活し、『楽しかったね』『よかったね』というように、いかに今を楽しく生きるかをも教えていただきました。
事業所や施設のスタッフの皆さんは一人一人の意思を尊重し接していました。温かい心で見守り、自立をメインテーマとしています。
障害者施設を訪問して大切なことはハートだということを改めて思わされました。
体の不自由な方々でも一生懸命に努力していました。それをささえているのは家族や地域の方々でした。
老人ホームでは寝たきりの方、車椅子の生活で介助の必要な方、認知症(ボケ)でぶつぶつとつぶやいたり大声を張り上げたり、歩きまわったりしている方々を大勢目の前にしました。
それから排泄や着替えの介助をしたとき、寝たっきりになることの辛さを身近に感じました。
コロニアオキナワでは寝たきりゼロを目標にがんばろうと思いました。
筋力不足が『寝たきり』を呼び起こします。
継続は力なりというように、毎日少しずつの筋力運動で筋肉を「貯筋」し、高齢者の寝たきりを防ぐことにつながります。食事と同じで食いだめはできないのです。
貯金が『生活のゆとり』なら、貯筋は『健康のゆとり』です。どちらも貯めておけば、いざというときに大きな力になります。貯筋を続ければ『スタミナ』という利子があります。
寝たきりにならないためにも、筋力の衰えを防ぐ努力を欠かせません。日本でも今までは保護の体制でしたが、自立するようにと研究しています。
いつまでも若々しくいきいきとした元気な毎日を過ごしていくため、楽しくて喜びのある老後を目指したいものです。
地域のボランティア活動も取り組み元気で明るい村にしたいと思っています。
生活にゆとりのある方が、ボランティア活動はやるものだと思われがちですけれど、人の手助けをさせていただく、という気持ちでボランティアはやるものだと思います。人の役に立ち喜んでもらえるためなのです。
自分の趣味を活かして奉仕してくださる地域の方が必要です。
みんなでかかわり、みんなで考えて多くの知恵を出し合っていけたらと思っています。
安心して暮らせる地域を目標に大勢の方々の協力が必要です。
私が学んできたことは地域の皆さんの協力によって活かすことができるのです。
主婦であり母親であり家を空けるのはどうかという迷いもありましたが、家族の理解や地域の方々の応援もあり研修に参加させていただきました。とても良い体験ができました。
大勢の方々との出会いによって、ちょっと成長したかなと思います。
経験豊かな講師の方々にめぐり合えて良い学びができました。
火、木曜日の夜7時から9時まで日本語の授業にも参加しました。南米からの日系研修生は、研修コースがいろいろで短期や一年間の研修生、年齢もばらばらでしたが楽しかったです。
この授業は少しでも多くの日本語にふれて、役にたてばと言うねらいでした。
先生が言ったことの一つに『おいあくま』という言葉があります。
お、おこるな、い、いばるな、あ、あせるな、く、くさるな、ま、まけるな、との事だそうです。私はなるほどと思いました。
いろんな所でいろんなことを見て、自習し充実した研修生活ができました。
研修先では外国から来たということで温かく迎えてくださいました。
ボリビアという国を知らない方が多く、また地球の反対側で私たちが日本語を話すことも不思議に思えたようです。
私にとって最高の学びとなりました。研修で習ったことを今後大いに活かして行きたいと思っています。皆さんのご協力よろしくお願いいたします。
最後に、研修におくってくださった病院、日ボ協会や日ボ連合会、また受け入れてくださったJICAや海外日系人協会それにYMCA福祉専門学校の講師の方々に心より感謝しています。
ありがとうございます。