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ア・ベ・ホタつうしん 毎月1日発行
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発行:サンフアン日ボ協会
発行責任者:日比野正靱
通信

 2007年 12月号 【通巻131号】(一部抜粋)

ボリビアの行方は??

 11月28日(水曜日)のパロ・シビコ、ボリビア国原住民出身であるモラレス大統領就任以来、9県の内6県の意見が一致したのはこれが初めてではないだろうか。今回のレイ・デ・ディグニダ事項決定の件にしても反対意見を無視し、MAS党派のみでの決議は大統領としての任務自体を疑われる。
  この件に関しては世界的イベロアメリカナに属する国は皆ボリビアに注目している。
記事でもここに記載するようなタイトルで次々とネットでも公開されている。
       『反逆のプレッシャーも気にせずエボ政治は進行!』
       『エボ反対派ボリビアを停止状況で追い込む』
       『ボリビア、国民の力強さを見せつける』
  コムニダ・アンディナ(CAN)の書記、フレディ・エルヘルス氏は、ボリビアの政治状況、コロンビア、ベネズエラの状況に関してブロケ・スブレヒオナルのイメージダウンだと悩んでいる。
  「ラテンアメリカは200年以上も政治問題を抱えて来た。国民ひとりひとりが安心した暮らしを求めるための戦争と言っても過言ではない。それでも色々な問題を解決またはそれに近いものを追求してきたが一番大切なことはCANとしてのイメージ、良い人間関係を築いていかなければならないことだ。なぜならCANはひとつの家族だからだ。」と語るエルヘルスはエクアドル出身『どの国より上、先進国に近づくなど理由はそれぞれだ、しかしイベロアメリカノとしてのイメージは今までもそしてこれからも平和を保つための重要なカギです。国民ひとりの行動が世界とのつながりを左右することを忘れてはいけない。
  今は不安定な状態だがいつかきっと現状況より、もっともっと良い日が来ると信じたいものである。そして国民も皆それを望んでいることを願いたい…』この悪い予感は的中してしまい、ベネズエラのニコラス・マドゥロ外務大臣は、今後のCAN会談へはそれらの国(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー)の出席を禁止した。
  パロ・シビコの原因は、今月27日に決議されたコンスティトゥシオン・ポリティカである。この法令は、IDH関係の収入の各県への分配削減。24日に決定されたこの法令事項では、反対派の意見を無視したMAS党派のみでの決議で行われた。その後、ブロケオがあちこちで発生する始末になる。あげくのはてには、多くのメディアで公開されたポンチョ・ロホによる脅迫であった。この映像に関しては大勢の国民がカルチャーショックを受けたと思われる。この騒動でモラレス大統領賛成派であるラ・パス、オルーロ、ポトシの3県にてポンチョ・ロホが立ち上がった。それに対してサンタクルス、コチャバンバ、ベニ、タリハ、パンド、スークレの6県が今月28日、ついにパーロ・シビコを実行した。

***

   タリハではブロケオそして火災事件まで起きた。その証拠にMAS党派の本部事務所などが焼かれている。これを見たMAS党派は、MAS党派に対する侮辱と侵害であるとし、責任者を見つけ出すと宣言している。コチャバンバではMAS党派とその反対者らが町のあちこちで争う事件が発生した。反対派はブロケオを行い、MAS派はそれを辞めさせようとする行為から争いにまで事は重大になっている。コチャバンバのある所では『ブロケオをしても争いごとはするな』とのガルシア・リネラ氏の言いつけを守り通したところもある。先日行われた脅迫を共にするコンスティトゥシオンの決定ではスークレの牢人解放騒動をも起こし、その結果死者3名、重傷者を数名を出すというモラレス政権始まって以来の最悪のケースである。
  大統領選挙運動の際には『モラレス政権到来の際には国民の死者は絶対に出さないことを約束する!』というモラレス氏の言葉もどこかへ消え去ってしまったようだ。
  高齢者を対象とした『レイ・デ・ディグニダ』決定時にはパルラメント周辺全てがカンペシーノ、インディヘナの大群で囲まれ、反対派の参加をふせぎ、その中でMASが決議した事項である。
  元大統領でPODEMOS党の先頭ホルヘ・キロガ氏は、『モラレスの行っていることは横暴な政治体制を設けようとしている』と語り、この状況をカトリック教会と全世界へ仲介するよう様々なメディアで訴えている。その他、6県のMAS反対派は、ウエルガ・デ・アンブレを実行するともモラレス大統領へプレッシャーをかけている。
  この騒動に対しモラレス大統領は冷静でなおかつモラレス政権とカンペシーノの力を見せつけている様子。なぜならラ・パス、ポトシ、オルロの3県では現政権支持率は90%をしめていることと、たとえ反対派が6県でも、今度のコンスティトゥシオン・ポリティカを選挙方式にしてもこのMAS党派の3県でボリビア全体の50%をしめていると余裕である。
  モラレス大統領、MAS党派が決議した新コンスティトゥシオン・ポリティカについてこう語る。
       『私は、話し合いがしたかっただけだ、そのためボリビア全県に会合の招待状は渡してある。
       その返答を送ってきたのは、ラ・パスのホセ・ルイス・パレデス知事、オルーロのアルベルト・アギラル知事、
       ポ トシのマリオ・ビレイラ知事そしてチュキサカのダヴィ・サンチェス知事の4人だった。つまりその他の県
       サンタクルスのルベン・コスタス知事、ベニのエルネスト・スアレス知事、パンドのレオポルド・フェルナンデ
       ス知事、 コチャバンバのマンフレッド・ビリャ知事らは招待状を無視し、このレイ・デ・ディグニダに反抗的行
       為を見せた。私は、このボリビアに人種差別、地方差別をなくすため、そして人間が人間として生きられる
       平等権利を取得するためこの新たな法律を作った。それは、カンペシーノ、インディヘナである前に人間と
       して他の国から認められるように法律から変えて行こうと思って実行したことである。なので今回のディア
       ロゴ(話し合い)を無視したこのパーロ・シビコの6県に関しては本当に残念に思う…』
  結局その結果として再度ディアロゴを行う予定になった。
   はたして『私たちボリビア人が人間として扱ってもらえる…』は、どこまで本気なのだろうか? 先日のポンチョ・ロホがしたことは普通の『人間』がやることではなく『野蛮人並』なのではないだろうか。

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