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ア・ベ・ホタつうしん 毎月1日発行
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発行:サンフアン日ボ協会
発行責任者:日比野正靱
通信

 2007年 7月号 【通巻126号】(一部抜粋)

●研修報告
平成18年度JICA日系研修・ 個別長期 

期 間 2006年4月〜07年3月
研修内容 コンピューター・グラフィックス
受け入れ機関 吉田学園 情報ビジネス専門学校

日本で生きた一年    ・・・    佐久間 賢司

 2006年4月8日、夜空の星が消える頃、日本へと飛行機が飛び立ちました。慣れない飛行機の旅は苦しいものでした。だけど、我慢すれば日本に着くんだ、と自分に言い聞かせ、窓に映る延々と続く雲の群れを見ていました。そして、ようやくたどり着いた日本の街並みは想像以上に輝いていて美しく感じたことをまるで昨日のことの様に憶えています。
  僕はすぐに空港から横浜JICAセンターへ向かいました。旅の疲れを忘れ、景色に見入っている間にセンターに着きました。センターでは僕と同じ日系研修生が大勢集まっていて、お互いを知り合っていました。ブラジル、パラグアイ、メキシコ等、様々な国の人達が集まり、誰もがこれからの生活を考え、張り切っていました。センターの外では横浜の海が静かに揺らめいていました。
  横浜で4日間過ごしました。その短い間に、日本の文化や歴史の話を聞き、横浜の街を歩き、港の美しさに見惚れたりしました。それからは研修先のある札幌に向いました。札幌にはまだ冬の冷たい風が吹いていました。千歳空港から札幌JICAセンターを目指し、電車に乗りました。冬の後の景色を眺めながら、これからの生活を憂いつつも楽しみに想像していました。
  札幌のJICAセンターでは優しく僕たちを迎えってくれました。札幌の街のツアー、雪合戦の全国大会、ミニバレー大会など、いろいろなイベントに参加させてくれました。
  研修の始めの日、僕ともう一人の研修生(同じ研修先)は地下鉄の満員電車に揺らされながら研修先の吉田学園にたどり着きました。学校では分厚い本を何冊か渡され、授業が始まりました。コンピューター・グラフィックスのコース内容はデッサン、3DCGオペレーション、色彩学、平面構成、デジタルエフェクト、3DCG概念等でした。一番苦労した授業がデッサンでした。絵なんて真面目に描いたことの無い僕がデッサンに挑むことが人生最大の失敗とさえ思えました。そんなある日、困っている僕にデッサンの先生は言ってくれました「誰でも必ずデッサンはうまくなる、先生を信じろ」。そしてひたすら絵を描き続け半年後、先生のおかげでなんとかまともな絵が描けるようになりました。そして何よりもデッサンとコンピューター・グラフィックスの深い関係が理解できるようになりました。コンピューターで描く絵は努力を重ねれば重ねるほど写真のように現実に近く、観る人の心を惹きつけます。その魅力に僕は今後も惹かれながら生きるでしょう。これもみんな、コンピューター・グラフィックスのことを熱心に教えてくださった先生達のおかげです。
  「一年は短すぎる!」帰りの日が近づく度にそう思いました。素晴しい人達に出逢い、皆で泣いたり笑ったり、かけがえのないものができたと思います。これからも日本に研修に行く人達の話を聞くと「いいな〜」と、きっとうらやましがると思います。家族、友達、吉田学園の皆さん、NRC、JICAの方々、日本の皆さんありがとうございました!!


研修先の仲間と一緒に!


 

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