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ア・ベ・ホタつうしん 毎月1日発行
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発行:サンフアン日ボ協会
発行責任者:日比野正靱
通信

 2007年 7月号 【通巻126号】(一部抜粋)

サンフアンで道路封鎖


 
6月20日午後6時過ぎ、サンフアン移住地11Km地点で、家を持たないグループ(Asociacion de Inquilinos)によって道路が封鎖された。
  彼らの市役所への抗議行動は、前週から行われており、市役所との折り合いがつかなかったため、実力行使に移ったと思われる。道路封鎖は翌21日まで続き、通学バスにも影響を与えた。
   彼らの行動の端を発したのは15日の昼過ぎ。市役所前にて集団で抗議行動を起こし、市役所のシャッターを下ろして鍵をかけ、中にいる職員を閉じ込めた。午後6時に48時間後の調整を約束して、一旦は鍵をはずして開放されたが、市役所のシャッターは再び下ろされた。
   20日(水)、「Devolucion 350Ha」と書いた横断幕を掲げながら、インキリーノスらは市役所に集合。庁舎に原住民族のシンボルであるウィパラの旗をあげて抗議を行い、市役所との話がつかなかったため、11Km地点に移動、道路封鎖を始めた。
  彼らの主な主張は安価な土地の分譲と、移住当初に市街地として定められた350haの返還、そして労働条件の改善。
これらの主張に対して、市役所は次のように見解を示した。
土地の分譲に関しては、一昨年前から低価格で分譲しており、いまも分譲地は残っている。さらに、土地を買っても建設をせずに空地になっているところも多いため、新たな分譲計画は行っていない。350haの土地については、法的にも認可を受けた土地であることから、市役所に要求するのは筋違いである。労働条件に関しては、日本人から搾取されたと訴え、労働監督局の設置を求めているが、不当な労働の証拠もなく、要求先が市役所ではなく労働省になることから話し合いの対象にはならなかった。
  それでも土地の分譲については、インキリーノスの希望する土地の所有者の代理人と彼らとの間で交渉が行われたが、正午近くに13Km地点でも道路封鎖が始まり、昼休みに帰宅する人々の足を止めた。午後3時、最終的に1u0.60ドルの破格値での分譲が決定して、道路封鎖は解除された。
道路封鎖で影響を受けたヤパカニ方面の通学バスは、21日朝は通常通りに運行し、道路封鎖地点で別のバスを待機させてピストン輸送で子どもたちを学園まで無事に運ぶことができた。
  これら一連の模様はヤパカニのテレビ局カナル13で放映され、道路封鎖現場では、インタビュアーに対しても強い口調で反日系的な発言をする者もみられた。
この騒ぎに対して伴井市長は、「日系移住者および関係のない人々には申し訳なく思い、ご迷惑をおかけしました。これは、サンフアンの発展にちなんで起こる社会問題です。対話で解決するよう全力を尽くしますので、ご理解のほどお願い申し上げます」と平和的解決を目指す姿勢を示している。


ウィパラの旗と横断幕を無断で市役所に掲げるインキリーノス

 

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