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ア・ベ・ホタつうしん 毎月1日発行
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発行:サンフアン日ボ協会
発行責任者:日比野正靱
通信

 2007年 1月号 【通巻120号】(一部抜粋)

回顧 2006


サンフアン日ボ協会
会長 日比野正靱

 この一年、任期満了の年であり50周年事業で未完の、自然保護公園整備、50年史発行、健康保険制度立ち上げを終わらせるべく努力し、関係者に協力していただきました。健康保険制度は、資金、思惑など問題多く、高齢者の社会医療制度への加入認可等と相まって見送ることとなりました。自然保護公園(保存林、自然公園)整備は年末に「草の根無償資金」引渡しと、「50年後の私の木」植樹にまでこぎつけました。管理事務所の建設など認可を取得した内容での整備は続けなければなりませんが、ひとまず区切りをつけることとなりました。50年史は編纂委員会の努力にもかかわらず、編集、校正が予定日程を大幅に超え、発行は次年度に持ち越しとなりました。
  1月、エボ・モラレス新大統領が就任。先住民初の大統領は、法改正を含む様々な行動をとり、明確な政策が示されず、国民に期待と不安を与え振り回された感があります。ともかく一年を経過し、今後の政策に注目するところですが、国の発展につながる、偏らない政策であることを望みたい。
  JICAの日系社会青年ボランティア派遣制度による日本語教師派遣が事実上打ち切りになり、その上退職などによる日本語教師の不足解消のため、日ボ協会独自にボランティア日本語教師をインターネットのホームページで募集し、木村奈美、前田幸代両氏に決定、1月末着任された。
日本語教師の養成は、以前から常に指摘されてきましたが、困難な状況にあります。今後重要課題としてさらに検討し、解決に努力しなければなりません。
  幼稚園および周辺家屋での盗難事故は、自警団による治安パトロールの隙を突いて発生し、警備員の配置を検討し、警備会社に申請しましたが、サンタクルス市内の治安悪化に伴い、警備員の派遣要請が多く、要員不足のため現在に至るも実現できていません。警備パトロールは市街地住民間にも広がりを見せ、自警団 (Seguridad Ciudadana) により青少年補導も含め11月から実行されています。日ボ協会自警団との連携も希望しており、協力が肝心かと思われます。
  4月、サンフアン診療所はCNS(Caja Nacional de Salud =社会医療保険局)指定病院として年間契約を結ぶ。診療料金を毎年末CNSに提示し承認されれば契約になります。これに伴い喜久山会計士の応援を得て高齢者医療保険(当国法令で60歳以上の無料医療制度)の適用をサンフアン市議会に申請、承認されて6月より手続きを開始、年内に147名の加入手続きができました。以後も加入年齢に達する方の手続きを行なう予定です。本来、この手続きは本人が市役所で行なわなければなりませんが、喜久山会計士の好意により協会で全てを行なっています。
  5月、JICAの日系社会シニアボランティアとして派遣されていた橋本かつ子保健師(サンフアン診療所)と岩崎寿光農業技師(CAISY)が2年間の活動期間を終え離任されました。
  6月、「草の根・人間の安全保障無償資金」にて申請してから3年越しになるリサイクル救急車が到着、7月31日に白川大使の来訪を待って引渡し式を行ないました。日本国内で使用されている装備の全てを備え、救急患者に心強い味方ができました。
  7月、平成18年春の叙勲で旭日単光章が元日ボ協会長、元サンフアン農協長の加藤重則氏に授与されることが決定。伝達式待ちになっていたところ病状が悪化、7月31日白川大使が来訪されての伝達式前日に逝去されたことはまことに残念でした。葬儀に叙勲伝達が間に合ったことが、せめてもの慰めでした。
  9月、サンタクルス中央日本人会の創立50周年記念式典祝賀会が挙行された。一昨年のオキナワ移住地、昨年のサンフアン移住地と続いた半世紀を記念する行事は節目となる大事な事業であり、同時に今後の日系社会のあり方を検討する機会にもなったと思われます。
  10月、各農家の労働者の社会保険加入についての説明会を数回にわたり開き、加入を勧めた。現政権下、労働法規の改正により、雇用者にとって不利な要件となり得る社会保障を会員に知ってもらい、加入のための労働者への説明も含めて行いました。特別な職種を除き短期の労働者雇用はできなくなり、労働問題が多発することが考えられます。加入には雇用者登録(Patronal)が必要であるが、個々に登録した場合税金(雇用者の)等の問題が生じるため、日ボ協会の雇用者登録を利用しての方法をとりました。11月より一部の希望者が加入しましたが引き続き推進し全員の加入を目指したい。
13日、日本政府(内閣府)が行なう年内に百歳に達する方の顕彰制度に阿野常三氏を申請、これが認められ、この日の伝達式となり、サンタクルスの領事事務所から根木参事官が来訪され祝状と記念銀杯が本人に手渡されました。
11月、移住地初期(1963年頃)の共励区小学校時代から一貫して教育にたずさわってきた高野知恵子さんが退職された。永年のご尽力に感謝いたします。

今年もまた天候不順に見舞われ、冬作蒔き付けの遅れ、夏作、特に稲にとって致命的ともいえる播種時期から11月までの雨不足、更に果実類の着果率が低く、極端な不作が予想されます。このことは、例年腐るほど実るマンゴが異常に少なかったことにも窺えます。
今後の天候回復に期待をかけながら今年1年を振り返ってみました。
会員の皆様、役職員各位そして公館、関係機関のご協力を得てこの1年を大過なく終えることが出来ますことに感謝いたします。

 

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