ボリビア国内の重大ニュース
Anuario 05
( EL DEBER 12 月 24 日 ANUARI05 より)
カビルド・クルセニョ AUTONOMIA
1月 28 日、サンタクルス振興委員会によりキリスト像の下に 35 万人が集結して、自治権を叫んだことに起因して、 06 年6月 12 日には全国で自治制への国民投票を実施と、県知事を選挙で選出などが方向付けられ、大きな改革と将来の展望が決定される意義ある大集会となった。この集会の先頭に立った人物が当時のコミテ・プロサンタクルス会長のルベン・コスタス氏。氏は 12 月 18 日の選挙で圧勝、次期県知事に就任する。
メサ政権倒れる
サンチェス政権で副大統領として就任したカルロス・メサ氏は天然ガス資源に関して社会騒動が元でサンチェ
ス大統領は国外に逃亡し、副大統領のメサ氏が大統領に任命されメサ政権が引き継いだが、メサ大統領も同じ道をたどり、6月6日、1年8ヶ月の短い期間で倒れる結果となった。この間、ガス・石油資源に関し 50 %の税金を取る法令の公布、憲法改正議会の準備、自治制への国民投票実施など要求されたが、野党(MAS)や鉱農民団体からの反発が強く辞職に追い込まれた。
大統領に最高裁判所長
メサ大統領が倒れて次期大統領として上院議会議長のバカディエス議長がその椅子を狙ってがんばったが、MAS党をはじめ多くの農民団体や労働者連合からの反発があり、最高裁判長のエドアルド・ロドリゲス・ベルツェ( Eduardo Rodriguez Veltze )氏が 06 年1月 22 日までの暫定大統領として就任した。 12 月 18 日に大統領、議員、県知事の総選挙を実施し、 06 年 7 月の第一日曜日には自治制に関するコンスルタを、また、憲法改正議会準備委員の選出が決められた。
国会での議席問題
2001年の人口調査によって各県からの議員議席が決定されるところ、これがアンバランスだとしてコミテ・プロ・サンタクルスが訴えた。人口から算定してサンタクルス県の議席は現在 22 議席で、少なくとも4議席を与えられるべきであり、 26 議席を3ヶ月間に亘り、強く要求し続けた。国会では決着が付かず、大統領が中に入り4議席増の要求を3議席増とし、同じくコチャバンバ県にも1議席増とした。ラパス県は2議席、オルロ、ポトシ両県はそれぞれ1議席ずつ削られた。
初の先住民大統領!
12 月 18 日に行われた総選挙では、MAS党のエボ・モラレス氏が 54 %の投票数を得て、見事に圧勝する。ボリビアではこの 25 年間はすべて連立政権であったが、今回はMAS党単独政権となる。また、史上初の先住民(インディヘナ)の大統領が誕生したことにもなり、手腕が国内外から注目される。ブロケオの親分が与党になってもブロケオをするのか見ものである。
ティユマユ 橋決壊(災害増 加)
サンタクルス・コチャバンバ間の国道119 Km 地点にかかるティユマユ川の橋が、鉄砲水で橋と岸辺に住んでいた
住民 13 名が流された。8名は遺体で発見されたが5名は行方不明となった。 20 日間通行不能となったが、鉄橋の仮橋が設置されている。 06 年3月にはコンクリートで新規に架ける予定である。
天災はこれだけでなく、タリハで雹(ひょう)が降りブドウ栽培に大きな害を与えた。
リベラルタをはじめサンタクルス県内でも山火事が発生して 15 万ヘクタールが燃えて畜産農家に被害を与えた。
グアラヨス地区のヤグアルでは 10 月 14 日、住居に火がまわって住居の火事が発生し貧困生活者に歯車をかけた。
シリャルでは長雨で土砂崩れが発生して、一時4千人が身動き不能となり、救助隊に救われた。
ヤパカニ川の観光名所の一つである、カバニャが増水によって流され、殆どのカバニャが無くなって、今でも増水のたびに岸辺がえぐり流されている。
マクロ経済成長率は上昇、上がる貧困率
ボリビア国の輸出高は昨年と比較しても上がっている。2005年 10 月末の輸出高は 22 億2千200万ドルで昨年が 21 億8千400万ドルであった。今年は 26 億ドルに達する見込みであり、3年前から比較すると3倍になり史上最高である。ガスの輸出がトップで次いで大豆となっている。しかし、国内での貧困率は増加しており、治安の悪化が著しい。
河川氾濫で作物への被害増加(天候異変の始まり)
地球温暖化に影響されているのか局部的な降雨や旱魃が目立ちだしており、これに影響して以前のように作物も安定して栽培できなくなり、生活にも影響を来たしている。グランデ川、ピライ川、ヤパカニ川その他の河川で増水により川水が氾濫して、1万7千ヘクタールにのぼる農作物が被害にあった。長雨と急激な寒さによって、1万5千頭の家畜が死んだり、地区によっては2ヶ月間にのぼる旱魃で大豆やマイス栽培に 20 %の被害が出たり、牛の飲み水不足で多くの家畜が死に至った。
治安悪化と囚人の集団脱獄
9 月 22 日午後 5 時頃、レンガを積んだカミオンが牢獄内の門に突入した。その合図を待ち構えていたように、 28 名の囚人が銃器を所持して脱獄。この内3名が死亡、 14 名が再逮捕されたが、市内での治安は益々悪化する。
国立大学総長選挙
ガブリエル・レネ・モレノ( Gabriel Rene Moreno )国立大学は破産寸前の大学で有名。現在2億ボリビアノス(約2千500万ドル相当)にのぼる負債を抱えている。なお、毎年政府から交付される年間予算でも、運営に毎年2千500万ボリビアノスの赤字経営となっている状態から、債務の返済計画などはまったく無に等しい状況にある。それでも大学総長の椅子は座り心地が良いのか、総長選挙は大きなお祭となった。4万1千人の学生によって、3度に亘り選挙が延期され、その度に騒動やブロケオが起こる。選挙日は学生が酒を飲み、ケンカは始まるし学生がとるべき態度はまったく無い。
ボリビアの将来は暗い。
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