●ボリビアのニュース
全国ゴマの日(EL DEBER4月8日)
4月8日、モーラ地区で『第1回全国ゴマの日』が農牧大臣はじめコスタス県知事、ANAPOのカルロス・ロハス会長、その他多くの要人やゴマ栽培農家の参加のもと開催された。ボリビアでのゴマ栽培の歴史は1999年からのわずか6年間であるが、初年度の栽培面積は280ヘクタール、2005年には4万5千ヘクタール、今年はさらに増えることが予想されている。ゴマの栽培適地は降雨量が少ないモーラ、カベサ、チャラグア、サンフリアン中部、南部、オキナワなどである。ゴマはその殆どが輸出であり、1999年は韓国に17トン、1万2千ドル相当の輸出から、2005年度には2万2千トン、1千700万ドル相当の輸出高となっており、今では小規模農家の大きな収入源となってきている。前年のゴマの価格はトン当たり350〜400ドルと安く、(03、04年度は600〜700ドル)しかし、日本での価格は1千300〜1千400ドルで取引されたことから、中間業者が大きな利益を得ているものと見て、ANAPOを通じて生産者団体を結成して中間業者の介入を除き、直輸出するべく検討される運びとなった。
ベニ県の産業(EL DEBER4月11日)
昨年からベニ県での水田ブームでサンタクルス県北方地区の多くの農民が、ベニ県だけではなく、グアラヨス地区の低地を求めて、米栽培に挑戦した。サンフアン移住地からも視察訪問したり、実際に栽培に行った方もおられる。
収穫量、採算性は別にしてベニ県では20044年度の作付け面積は7千ヘクタールであったが、その結果(値段)が良いこともあって採算があうとして話が一挙に広がり、2005年度の栽培面積は5万2千ヘクタールに増加した。主たる生産地はセルカド、マルバン、モッホス各郡である。精米所は4ヶ所に建てられ、乾燥、精白事業に24時間体制で操業しているが、間に合わず収穫した多くの籾は、モンテロ市、ヤパカニ市の市場にまで運搬している状況であり、今年の米の市場は生産過剰も伴って昨年の籾価格はファネガあたり32ドルだったのが今年は半分以下の12〜15ドルと下がっている。ベニ県からの運賃だけでもファネガ当たり6ドルを要し、1ヘクタール当たり平均20ファネガの収穫があっても、ヘクタール当たり120ドル〜240ドルの利益にしかならず、この中から人件費、管理費、農薬、収穫費などを捻出することは極めて難しい。
ベニ県の代表的産物はなんと言っても自然牧草の有効利用による牧畜(肉牛)である。10年前までは4千戸の畜産農家であったが、現在では高地からの移民や投資家が畜産を営み、7千戸以上の農家で、全国の肉牛頭数650万頭の46%に当たる300万頭が飼育されている。(サンタクルス県は32%の210万頭)ベニ県での畜産技術も毎年向上しており、出生率73%、日増体率400グラムとなっており、サンタクルス県での畜産レベルに肩を並べている。ベニ県の面積は21万3千564Km2でこの内の54%が畜産の放牧用に適している。500頭飼育以下の小規模、2千500頭以下の中規模畜産農家が全体の96%で、それ以上飼育の大規模畜産農家は4%である。
今、ベニ県で話題になっているのは魚(パク)の養殖である。5年前はマモレ河で1週間で2トンの魚が獲れたが、今では半月を要しても300キロも獲れなくなったことから、県庁とONGが協力して養殖の指導・普及を実施している。パクは成長も早く1年で2〜2・5キロになり、毎年市場に出荷することができる。特にセマナサンタ時期にはキロ当たり14〜16ボリビアノスで売れるため大きな収入源として期待されている。
エボ・モラレス大統領に
ノーベル平和賞を提議(EL DEBER 4月22日)
アメリカ原住民議会(PIA)は、2日間にわたりラパス市で開催された第18回PIA定期総会において、エボ・モラレス・アイマ大統領を『南北大陸の原住民の代表』と位置づけ、ノーベル平和賞受賞候補者として提議することが決定された。
確かに前回の大統領選挙では多くの国民の支持を得て、原住民から初の大統領とか、就任式では各国から原住民代表がティワナク遺跡に集結して独特な儀式が行われ、一躍国際的に有名人になったが、その後の実績と功績は今のところ注目している段階ともいえ、ノーベル平和賞を受賞できるかは定かでないが、候補者に選ばれるだけでも立派なものである。
実はもらっていた!
エボ・モラレス大統領のメダル(La Razon 1月11日)
@シモン・ボリーバル章
ラテンアメリカ独立運動の指導者を称えて。ボ国大統領になると必ずもらう。
Aコンドル・デ・ロス・アンデス章
本来、外部から来たボリビア指導者に捧げる。また、大統領は必ずもらう。
Bマリスカル・アンドレス・デ・サンタクルス章
ボリビア国のために活躍を期待して。
世銀は債務を棒引き(EL DEBER 3月29日)
世界銀行(BM)は2006年7月からボリビア、ホンジュラス、ギアナ、ニカラグアとアフリカ13ヶ国の債務の棒引きを検討している。17ヶ国の総額は370億ドルになる。
ボリビアの場合3億9千万の債務が棒引きとなる。世界銀行とFMI(国際通貨基金)からの債務棒引きでボリビアは合計17億5千万ドルの債務が消えるが、果たしてこれで国内経済事情はよくなるのかは疑問。
新しい県を創立(EL DEBER 3月29日)
チャケニョス(グアラニ)はサンタクルス県、タリハ県、スクレ県にまたがり自分たちの種族の土地だとしてボリビアでの10番目の新しい県を創設すべく要請しており、赤、緑、空色の県旗をモンテアグードで揚げ、8月に行われる憲法改正議会で承認を得る事となった。10番目の新しい県を「Departamento del Chaco」と称し5つの郡(Cordillera, Hernando Siles, Luis Calvo, O”Connor, Gran Chaco)から構成されるが、現在、これらの郡はサンタクルス、タリハ、スクレの各県に属している。主な町はLagunillas, Charagua, cabezas, Camiri, Machareti, Monteagudo, Huacareta, Muyupampa, Huavaya, Yacuiba, Villamontes, Entreriosなどの市であり、人口が多い順としてはヤクイバ(Yacuiba)で8万3千518人。次いでカミリ(Camiri)の3万人、モンテアグード(Monteagudo)の2万6千人となっている。グアラニ族のリーダーは、人口が多いからといって新しくできる県の県都にはならない、と訴えている。10番目に創設されようとしているチャコ県(仮名)の面積は12万7千755Km2でグアラニ族、 Weenhayek, Tapiete, Mestizos種族あわせて人口30万人となる。
エチェベリ引退 (EL DEBER 4月1日)
サンタクルス生まれのプロサッカー選手「ディアブロ・エチェベリ」が36歳で引退した。
マルコ・アントニオ・エチェベリ・選手は8歳でサッカー・アカデミーに入り、サッカーの基礎を習得、青少年時代にはタウイッチが所有するフロリーダ・チームに所属し国内外の青少年サッカー大会の選抜選手として活躍し、初めてスター的存在として知られる。
成人後はデストロイエルに入団し、この時期からプロ・サッカー選手としての道を歩き始め、遺跡を繰り返しながら、ボリビアでは珍しいプロ選手となった。最後の契約チームD.C. Unitecとの契約金は120万ドルで最貧国ボリビアのトップクラスの選手となったが、3月30日、エボ・モラレス大統領初め多くの関係者が出席して引退式がホテル・ヨタウとタウイッチ・サッカー場で盛大に行なわれた。
識字教育プロジェクト開始(EL DEBER 4月2日)
エボ・モラレス大統領は少年時代から勉強ができない環境で過ごした経験もあり、また、大統領になる公約の一つに挙げた経緯から、就任後ただちに文盲者100万人を対象にキューバの支援で識字教育を国内で実施することになった。
キューバでのプログラムを、ボリビア国内にマッチした内容に若干変えたものとなっている。この計画は15歳から55歳までの文盲者を対象としており、まったく読み書きができないものを対称にするクラスと、若干できるものを対称にするクラスの2クラスに編成されている。身体障害者へのクラスも並行して実施される。
期間は2年半で終了し、現在、スペイン語での教材を使用しているが、ケチュア、アイマラ、グアラニ語での教材も用意中である。キューバはこの計画にテレビとVHS各3万台、2千台のソーラーパネルを無償援助している。
モラレス大統領は、アナルファベティスモ対策とは別に、身分証明書を持たない国民に対して簡単な手続きで所得できる処置を実行しており、18歳までの百数万人が身分証明書を得ることができるようになった。
イチロ郡創立80周年
(EL DEBER 4月8日)
イチロ郡は1926年4月8日にサラ郡とアンドレス・イバニェス郡から独立し、4月8日、創立80周年を迎え、記念式典が予定されている。イチロ郡の面積は1万4千232Km2で人口8万2千人(2001年のCENSO)。4つの市制に分かれており、郡都はブエナビスタ市で1694年11月26日イエズス会宣教師によって創立。次に サンカルロス市で1971年11月4日に設立、第3セクターは ヤパカニ 市で1990年3月13日に創設、第4セクターとしてサンフアン日本人移住地を含むサンフアン市が2001年7月26日に創設された。イチロ郡の土地は肥沃であり、米作、永年作、養鶏事業が盛んであり、1千321の農家が牧畜を営んでおり9万432頭の家畜を飼育している。サンタクルス県内では石油産出は一番多い郡である。
アエロスル航空会社、
国外線に乗り出す(EL DEBER 4月13日)
LAB(リョイド・アエロ・ボリビアノ)航空会社の長期にわたるストにより、アエロスル(Aerosur)社が代わってスペイン、チリ、アメリカなどへの国外線運行を担当する。LABはアスブン氏が50%、AFP資金で約50%の出資で民営化されたが、燃料の値上がりや経営力に欠け、長期にわたる損出が累積し、職員の給与、燃料も買えない状態となっていた。職員組合とアスブン氏との間で問題の解決ができず、ストが続いている状況の中、アエロスル社はLABが担当していた国際便を変わって運行する。
4月13日、アエロスルの第1便がスペインに向けてビルビル国際空港を出発した。
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